ハンコ文化はどう変わっていくのか。

コロナをきっかけにテレワークが浸透し始めてきた。この先、テレワークが主流になっていくだろう。この働きが大きく変わろうとしている今、それを阻む要素の一つに日本独自の文化がある。それがハンコ文化だ。

上司にハンコ一つをもらうために会社に出社することを強いられている会社が多くあるらしく、もらいに行く側にとっては効率が悪いという考えを持つ人が多い。しかし、ハンコを肯定する側にとっては効率が悪くとも、ハンコでなくてはならないという昔からのハンコへの信頼が根付いている。世代が違うことでハンコに持っているイメージが大きく違うのだ。確かにハンコにもいい所はたくさんある。私自身、アナログの良さは私なりに理解しているつもりなので、ハンコは残していくべき文化だと思っている。しかし、使うべき状況はもっと柔軟でいいと思う。案件の大小関係なくすべてハンコで統一するのではなく、ここぞという時にハンコを使うなどしてハンコの文化は残しつつ、効率も少しづつ上げていくのがお互いにとって納得するのではないかと思う。

テクノロジーが進むにつれ日本の文化が失われていくことは少し悲しく感じる。日本ならではの風習や文化をただ「効率」の一言で無くさず、今の流れに合わせた形で新たに浸透させていくことは私たちの生活を豊かにしていくことといっても過言ではないと私はいつも考えている。