コロナで変化している価値観

最近コロナウイルスに関する気になる記事を見つけた。

簡単に言えば、若者がスマホに嫌気がさしてきているというものだった。コロナの影響で生活リズムが大きく変わったことが要因なのだろうが、最初にこの記事を見たときはかなり驚いた。なぜなら、若者とスマホは切っても切れない関係にあると思っていたからである。

しかし、コロナの自粛期間によって暇な時間が増えたことで逆に時間を友好的に使うようになったという。不思議なものだ。

普通だったら暇なんだからだらだらと過ごしたいと思うものではないだろうか。人間は楽な方を好むのが普通だ。しかも、外出してはいけないという大義名分までついている。ここまで条件がそろっていて、なぜ堕落しなかったのか。

答えは簡単だ。私は恵まれすぎて、満たされてしまったからであると思う。

人によっては違うかもしれないが、みんな必ず自分の生活リズムを持っている。仕事をしたり、学校に行ったりすることは義務ではないが自分に課された生活の中での縛られた時間だと思う。これがいきなり自由な時間になると、生活に緩急がなくなり感情の変化も平坦なものになる。簡単に言えば、生きている感じがしなくなるのだ。

自由すぎるのも問題である。初めのうちは「休みになった、だらだらしよう」となるかもしれない。しかし、徐々に時間を無駄にしていることに気づき始め、時間を有意義に使おうとするのだ。

このコロナがきっかけで時間の使い方、生活リズムが良い方向に変わった人がいるのならば、これこそコロナで変わる新しい生活様式なのかもしれない。